2020年1月の記事一覧
万全の準備の大切さ 落語家さんから学びました
土曜日にある会合の新年会に参加しました。そのアトラクションで三遊亭楽生さんの「ミニ寄席」がありました。実は彼は私がかつて担任した生徒です。三遊亭円楽師匠の弟子でテレビ埼玉やラジオ日本でレギュラーも持っています。
ほんとに30分程度の寄席でしたが、照明の明るさや高座の高さ・位置まで念入りにチェックしていました。新年会の最後の部分でのアトラクションであったのですが、流石にプロでことばをうまく操りアルコールの入ったお客さんの耳を奪っていました。
終了後2次会でご一緒していただき話をさせてもらいました。その中で、多くのプロの技術の話を伺いました。特に「話した」ではなく「伝わった」かどうかが大事、先生たちも「教えた」ではなく生徒に「伝わった」かが大切なんではないですか、と言われました。全くその通りだと感じました。そして、「私たちの仕事は、仕込みが8割」と言っていました。つまり高座にあがる前の準備段階が大切だと言ってました。その日も、着替えて高座に上がる前に10分程度の軽い話をしていました。
和光市鍋グランプリのボランティアに参加しました
毎年恒例の和光市「鍋グランプリ」が土日で開催されました。新聞でも大きく取り上げられていました。私は今年は所用で、食べることができなかったのですが和光高校の有志が毎年ボランティアを行っています。今年は、野球部、サッカー部、男子バスケットボール部、陸上部の総勢40名がお手伝いをさせていただきました。
和光高校は、地域に育てられている学校です。そして地域に貢献する生徒が育ってほしいと思っています。
3年生の授業が終わりました
今日は3年生は、明日からの学年末考査に備えて午前中授業。3年生のとっては高校での普通の授業は今日で終わりです。もしかしたら、もう、授業というものを受けない生徒もいるのではないでしょうか?「授業」はある意味では受動的な学びです。これが必要だからこれを学びなさい、つまり、毎日用意された定食を食べて、或いは食べさせられていました。しかしこれからは、この栄養が必要だから食材を自分で調達して自分で食べたいように調理する、そんな学びが必要です。
3年生、これからいろいろ「高校生活最後の〇〇」になります。悔いがないようにそして未来につながるように、最後の〇〇をしてください。
読書のすすめ
OECDの「生徒の学習到達度調査2018年(PISA2018)」で日本の生徒の読解力が下がったと報じられました。日本の生徒は問題の形式に馴染んでいないということも言われていますが、「正確に情報を理解し、取捨選択し、自分の意見として表現する」力はいまの子供たちには課題があると思います。
始業式の講話の中でも読書の意味について触れました。読書にしても勉強にしても、知識を広げることということは、自分では持ちえない「経験」「時間」持てるということです。そこから、自分の興味関心の範囲が広がるかもしれません。読書によって思考力や表現力も高まります。
経営学者ピータードラッカーは、次のような言葉を残しています。
「21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいものを学ぶスキルである。それ以外は、すべて時間とともに廃れていく」「教養人とは勉強し続ける人間」
高校入試もあと1か月余りです
この土日は、最後の大学入試センター試験が行われました。センター試験が終わると次は高校入試という気持ちになります。
中学3年生にとっては公立高校受験まであと1か月あまりとなりました。準備、勉強の具合はどうですか?追い込み頑張ってください。
12月25日現在の志望状況調査が先日発表されました。本校は、この周辺の中3生が減少することもあり、160人募集になります。昨年に比べて倍率が上がって入りにくくなるんじゃないかともしかしたら感じるかもしれませんが、合格しにくくなるとかではなく、是非本校の良いところに注目していただきたいと思っています。
2月にも学校説明会を実施しますので、本校に関心があってまだ、来ていない中学生は是非足を運んでください。
県の冊子「埼玉教育」に本校の学校紹介が掲載されました。
県の総合教育センターが発行している「埼玉教育」という冊子の最新号に本校の学校紹介が掲載されました。この冊子は、埼玉県の小中高に配布され、県の教育施策や指導例、学校の取組などを掲載し、主に埼玉県の教員が読んでいるものです。
和光高校が、地域に密着しちいきに貢献する人材の育成を目指す学校として紹介されています。
和光吹奏楽フェスティバルに吹奏楽部参加
毎年恒例の和光市サンアゼリア主催の「吹奏楽フェスティバル・第8回ニューイヤーコンサート」に本校の吹奏楽部が参加しました。
この企画には本校の吹奏楽部が、開始当初より携わっています。和光市内の3つの中学校と1つの小学校、そして和光国際と和光高校、和光市吹奏楽団が今年は参加し、陸上自衛隊東部方面音楽隊と共演させていただきました。
第1部は自衛隊の演奏、第2部から吹奏楽部は登場しました。本校の吹奏楽部も人数が少し増え、「アラジンメドレー」ではソロもさせていただいていました。
大きな舞台に立つことはもちろんですが、自衛隊音楽隊との合同練習を通じて指導をいただいくことも部員には大きな経験になったと思います。
総合教育センター派遣授業研究会実施しました。好評でした!
昨日(1/17金)に総合教育センターからお二人の指導主事をお迎えして派遣授業研究会を実施しました。
授業を参観していただいて、授業改善に取り組むことを目的にしたものです。今回は数学と体育の授業を中心に普段通りの授業を見ていただきました。
お二人の指導主事から各授業の良かった点や、改善点などを指摘していただきました。
「生徒たちは一生懸命授業に取り組んでいて、学ぶ意欲が感じられた」という感想を頂き高評価でした。
1年職業体験授業実施
1年生はまだ、職業について知識があまり持っていなくて自分の就きたい仕事のイメージが湧いていない様子です。
本校では、1年生を対象に2回に分けて職業について学ぶ機会を設けています。今日はその1回目。
・直接人を助ける仕事①(福祉・介護・医療・カウンセラーなど)
・直接人を助ける仕事②(警察官・消防官・公務員など)
・子どもや保護者を助ける仕事(保育・幼児教育・教育関係など)
・自然や動物を助ける仕事(動物介護・園芸など)
・ものをつくる仕事①(機械製造・整備)
・ものをつくる仕事②(食物調理など)
・国際社会で活躍する仕事(旅行関係・ホテルなど)
・人を喜ばせる仕事(美容・理容・ブライダルなど)
・健康的な生活をサポートする仕事(体育・スポーツ)
・円滑な社会を創る仕事(営業・事務・ビジネス)
に分かれて、一人2つに分野について説明や実習を受けました。
次回は2/6です。次回はより実際の仕事に近い体験をします。
卒業式のご案内を配布しました
3学期も2週目にはいり、授業も軌道に乗りお正月気分も薄らいできた感じがします。
3年生は実質2週間で授業も終わってしまいます。残り少ない高校生活を充実したものにしてほしいと思います。本日、「卒業式のご案内」を3年生に配布しました。HPの保護者のぺージにも掲載していますのでご確認ください。
来週の木曜日は、1年2年進路行事です
3学期が始まりますと2年生はもう、進路が目の前に見えてきます。
来週の木曜日1/16は、2年生は「進路分野別見学会」を実施します。進学希望者は興味ある大学専門学校の様子を見学します。就職希望者は企業の説明を受け、アルバイトとは違う実社会の状況を理解するようにする行事です。
また、1年生は「職業体験授業」を行います。学校に様々な分野に直結する学校に来てもらい、自分の興味関心のある職業についての説明と体験をします。進路の幅を広げてもらえればと思います。
また、2年生は2/6には、「卒業生の話を聞く会」も実施します。
生徒は進路について考えだす時期になります。是非、ご家庭におかれましてもいろいろ進路について話してあげてください。
新年、3学期が始まりました
皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も引き続き和光高校に対する温かいご支援とご指導をお願いいたします。事故の報告もなく無事に新しい年が迎えられたことに重ねて御礼申し上げます。
さて、本日から3学期が始まりました。生徒にも目標を持って努力してほしいと思います。
始業式校長講話では、歌人でもある細胞生物学者、の永田和宏先生「知の体力」という本から少し引用しながら「勉強する意義」ということを中心に話をしました。
ーーーー講話要旨--------------
〇挨拶
〇昨年の台風被害についての振り返りつつ、私たちのこれからの時間、将来の人生に起こることは、何が起こるか分からない想定外、不安定で、不確実で、複雑で、あいまい。なんとか自分の力で乗り越えていかなければなりません。答えのない問題は山積している、「問いは沢山存在しますがその問題に答えがあるとは限らない」ということ。
〇永田和宏先生「知の体力」という本より引用。
・「知識」を持つことの意味
問があっても答えがないという状態に耐える知性、答えがないということを前提に自分なりの解決策を見つけ出そうとする意志。それに目覚める必要がある。知識を持つことは大切なのだが、初めての体験に遭遇した時、その知識を活用するために、その知識が作り出されたプロセスを知ることが重要。読書にしても勉強にしても知識を広げることは自分を客観的に眺めるための新しい「場所」を獲得し、自分では持ちえない「時間」を持つことでもある。知識は役に立つことを前提に学ばれるものではない。一生使わない情報もあるかもしれない。しかし、いざというときに世界に対峙する情報を持っているかどうかは自らの信頼感に直結し、自信につながる。積極的に立ち向かえるか、消極的にしり込みするかを決める要素。知識をあらかじめ想定した場面においてしか考えないから役に立たないと考えてしまう。大切なのは、問題が起こったときに自分が持っている知識情報の総和としての活用の仕方が「知の体力」である。
・「失敗」のすすめ
限りなく繰り返される失敗の中に将来「知」を有効活用する戦略が隠されている。「果敢な失敗」に挑むときに周囲の助けも弊害。失敗の芽をあらかじめ摘んでしまうことは、成功への道を閉ざす。失敗体験こそが次の成功へと導く布石。手を差し伸べられている成功体験は成功体験ではなく、逆に依存体質を形成させるだけ。
〇3学期は1年間の学校生活のまとめの学期であり、仕上げの学期で、その意味では極めて重要な学期。進級、あるいは卒業というハードルが待ち構えている。
メジャーリーグの大谷翔平選手は、高校時代「目標設定シート」の話に触れ、特に進路選択に関わる場合は、安全をとるか、面白さをとるか、人生を左右する問題。面白さの選択は苦労や失敗を伴うことが予想されるが、自分の可能性を広げるために、学んで知識を増やして欲しい。
〇最後に、今年一年が、君たちのとっても、和光高校にとっても良い1年になることを期待しています。