校長室日記

2018年12月の記事一覧

未来を拓く「学び」プロジェクトシンポジウムに参加

本日は、平成30年度未来を拓く「学び」プロジェクトシンポジウムに参加してきました。
この事業は、埼玉県が、東京大学CoREFと協力して新しい学びのスタイルの研究を進めているものです。新しい学力観のもと「主体的・対話的で深い学び」をキーワードに国も今までの一方的な授業スタイルから変化をさせ、授業改革を求めています。

今日は文部科学省の方、
東京大学CoREFの先生、などのパネルディスカッション「大学入学者選抜の動向」「主体的・対話的で深い学びの質を支える授業研究」を聞いてきました。本校の先生も2人参加し、全国から700人近くの教員が参加していました。

テストでは、・・・・・・・・・・・・・  社会に出ると
〇誰かが作った問題を一人で解く      ➡問題は自分で見つけて他者と解く
〇わからない問題は避けてわかる問題だけ解く➡わからない問題が重要(チャンス)
〇正解と同じであることが重要       ➡人と違う答え・表現に価値がある
〇答えは採点者が評価する         ➡答えになっているか見直す必要がある
これからの時代、暗記中心の学びから、思考力表現力などの力が要求されます。大人が学習の価値観を変える時期なのかもしれません。
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2学期終業式

2学期が終わりました。今学期も多方面にわたり教育活動にご支援ご協力いただいたことに感謝いたします。
この冬休みは、平成最後の年末を、そして平成としては最後のお正月を迎えることになります。生徒は、平成に生まれ、平成の時代を過ごしてきました。新しい時を迎えるこの機会に一度立ち止まって振り返ってみるのもよいかと思います。

終業式では、次のような話をしました。要点を記載します。
〇2学期の行事を振り返りました。
体育祭。文化祭。ロングビュー訪問。劇団四季のライオンキング。1年生の就労体験。生徒会役員選挙。3年生は進路活動。・・・・
特にアメリカの訪問で感じたことは、向こうの人たちは地域の方も含めて学校に誇りをもっていること、そして自分に自信を持っていることです。それは勉強ができるとかいうことではなく、自分の存在を意味のあるものと認め、失敗してもいいから挑戦しようとする姿勢があることです。自分に自信を持てるというのは、テストの点数が良いとか運動神経がいいとかそういうことではありません。何かができないということが恥ずかしいのではなくて、自己を見つめなおし、自己を受け入れた上でちょっとでもいいから成長しようと努力すること、チャレンジすることが大切だと思います。
〇成績関係。2学期皆勤者、合計127名、全体の1/4です。特に1年4組は30日間クラス一人も欠席なしということで表彰させてもらいました。精勤賞を合わせると1年生は全体の約半分が精勤皆勤でした。素晴らしいことです。成績優良者は、合計162名、全体の1/3です。よく頑張りました。心配なのは、合計155名の欠点保有者です。学校に来ていますか?授業中に雑談していませんでしたか?提出物は期限に出しましたか?考え方を改め、授業の受け方から見直しなさい。進級や卒業ができなくなって気がついても遅いです。学校や社会をなめていると必ず痛い目に遭います。「あれをやっておけば良かった」ではなく「あれをやっておいて良かった」と思えるようにしなさい。
〇「ホモデウス」を読んで印象に残った点。
・私たち人間とロボットの違いについてです。人間の心の流れを構成するのは、感覚と欲望。ロボットやコンピュータに意識がないのは、どちらも無数の能力を持つにもかかわらず何も感じないし、何も渇望しないからである。
・人間と他の動物との違いについて。人間が発達したのは、「協力」できることによる。動物の協力は、直接の関係に基づいている。無数の見知らぬ相手と柔軟な形で協力できるのは人間だけである。
・20年前日本人旅行者はいつも写真を撮っていて笑いものであった。他の国の人は誰も写真なんか撮らなかったといいます。また、昔は自分しか読まない日記を書いていたが、誰も読まないものを書いて何になるというのか?おそらく現代の君たちには意味がないと思うのでしょう。今は、何か経験したら記録しよう、写真に残そう、インターネットにアップロードしよう、そしてシェアしよう。こうして、フェイスブックやグーグルなどの企業が発達しました。つまり経験することに価値があるのではなくその経験をデータに変え、共有することに意味があるというのです。
こうして人間はデータの流れと一体化したがる。データの流れフローの一部になれば自分よりはるかに大きいものの一部になるから。
今までの経験は私たちの中に起こっていて、その意味を自分自身のなかに見つけなくてはならなかった。今はデータ至上主義、経験は共有されなければ無価値で自分自身の中に意味を見出す必要がない。
個人のメール・ライン・検索した履歴などのデータにより個人の趣味でも性格でもデータとして残っている。人間がもののインターネットの一部分になりつつある。いろいろ運転手・医師・音楽家・法律家も意識を持たないプログラムに取り換えられたとき人間はどうなるのか?もののインターネットにより意識を持たないが高度な知能を持ったアルゴリズム(機械的処理)が、うまくいくと人間そのものがその構築者から小さな部品・チップに、さらには一つのデータとなってしまう。
こんな主張でした。
未来を生きる生徒にとって、人が人として生きるためにどうするか、真剣に考えなくてはいけないことだと思い、紹介しました。

皆様にとっても平成最後の年末・年始、健康で健やかな冬休みになることをお祈りいたします。

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防災訓練実施

東日本大震災の時、私は和光高校にいました。卒業式の前日であったため、残っていたのは部活動をしていた生徒で少なく、けが人もわずかでした。
しかし、東北での被害の甚大さと、その後の生活の制限を思い起こすと、決して忘れてはいけないこととと思います。

さて、人間は経験をすることによって、行動の仕方を学びます。
本日の防災訓練は、地震の時の対応と火災を想定した避難訓練でした。予報予知の技術が進歩したとはいえ、「いつ」「どこで」「どの程度」の天災に遭遇するか分かりません。火災等の人間に起因する人災もあります。避難訓練は、いざというときに、自分の命や友人の命を守るための重要な行事です。決してやればいいのではなく、その効果が期待できないと意味のない行事です。避難訓練は疑似体験ではありますがいざという時に、適切な行動を取ることができるように経験を積み、いざというときに備えたいものです。

また、学校で災害に会うとは限りません。火事により寝ているときに命を落としてしまったというニュースは後を絶ちません。まずは自分自身の命を守ること、自分の安全が確保できたら周りに助けを必要としている人はいないか確認してほしいと思います。

和光消防署の方からもご指導をいただきました。
訓練でできないことはいざというときにもできない、もっと避難の時間を短くすること。火災時は、焼死よりも煙による被害のほうが多くなる。煙は縦の方向に進む速度が速いので、水平方向か、下のほうに避難するようにと教えていただきました。

十分な備えは不可能かもしれませんが、他人事とせず、できるだけの準備をする必要性を感じました。

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午王山のボランティア活動実施

今日で期末考査も終わりました。
本日は、午王山の会の皆様と午王山の保全活動を実施しました。冬のこの時期は落ち葉の片付けが中心です。斜面から近隣の道路や私有地に山の木々から落ちた葉が山積みになっていました。掃いては、ブルーシートの上に集め、運ぶという作業を繰り返しました。

午王山は本校の脇にある小山です。遺跡でもある里山で、環境の回復が課題となっています。地域の方とともにボランティア活動をすることによって生徒には地域に貢献する人材となる意識をもつとともに、今の環境問題や地域の歴史に関心を持ってもらいたいと思いました。
  

↓午王山から見える和光高校↓
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大和中で進路講演してきました

今日は、和光市立大和中学校の進路講演会に呼ばれ、2年生対象にお話をさせていただきました。2年生を対象に「高校について学ぶ会」と称して今年から実施することになったそうです。公立高校と私立高校、1校ずつ呼ばれ、私は公立高校の代表として話をさせてもらいました。
今の中学生は、社会も変化する、大学入試制度も移行期のど真ん中、という大変な時代の生徒だと思います。そんな中、「これからの中学生に求められるもの~高校ではなにを学ぶか・高校はどうのように選ぶか~」という題で、30分という短い時間でしたのでどのくらい伝わったかわかりませんが、中学生への応援メッセージを伝えました。
内容は、
1 「今、求められる力」について
    2 「学校選択と公立高校の魅力」について
    3 「今、すべきこと」について
    4 「公立高校の入試」について
    5 「これからの勉強」について

公立学校の魅力として強調したのは、
「これからの時代に向けて今は土台を築く時期、幅広い教養と厳しさを我慢することによって培われる力がある。公立高校は、バランスの取れた教育を実践している。もちろん、私立に比べると施設では引けを取るが、総合的な人間力の育成のために、学習だけでなく、部活動や学校行事にも全力で取り組む中で、心身をともに鍛え、「優しさ」「逞しさ」「チームワーク」「リーダーシップ」などを兼ね備えた「人間的資質」を備えた大人に育てようとする基盤がある。」
ということです。

中学生頑張れ!真面目に努力する者が最後は勝つ、ことを信じて。
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