校長室日記

学校評議委員会兼、学校評価懇話会実施

昨日、表題のとおり、学校評議委員会兼、学校評価懇話会が実施されました。
今年度の学校評議委員には、和光市商工会よりご推薦をいただいた和光市商工会の副会長様を加え、より地域からのご意見を頂けるような体制を整備いたしました。

評議員の皆様に加え、本校PTA後援会の代表の方、生徒、教員を交えて、意見を交わさせていただきました。
生徒の活動の報告のあと、評議委員の方から生徒には、生徒が積極的に学校を盛り上げてもらいたいと伝えられました。
その後、評議員の皆様から、地域との連携、本校の課題などについて意見を頂戴いたしました。
評議員の皆様のご意見を今後の学校運営の参考にさせていただきます。


なお、以下は、学校評議委員会の校長挨拶の要旨です。

【あいさつ】
(略) 
 本校は、昭和47年に開校し、創立48年目を迎えました。地域に支えられる伝統ある高等学校として位置づけられています。現在は各学年5学級規模定員600名の学校です。
 さて、元号も「令和」と改められ、急速な「科学技術の進歩」と「グローバル化」は、「先行き不透明で正解のない時代」を創り出そうとしています。私たちはAIとも共存していかなければなりません。知識は必要ですが、単に知識を持っていればよいという時代ではなくなります。一方では日本は人口減少が続き、超高齢化社会を迎えると言われています。AIに取って変わられてなくなる仕事が増えるとも言われる一方、労働人口の不足もまた、主張されています。まさに、「先行き不透明な時代」です。今後、人に対する社会のニーズは変化しますので、したがって、学校で扱う「学び」も質も変わらなければなりません。
 とはいうものの、大学進学共通テストなどの高大接続改革をはじめとする今、進められている教育改革は、上位層に目を向けたものであって、就職希望者が半分以上となる本校にとっては正直なところ実態にそぐわないものではないかというように感じています。また、日本は今、サービス過剰社会です。製造業が低コストを求め、海外に移り、サービス業が発展しました。面倒なことはお金を出してもやってもらったほうが楽だし便利。スマホ一つでキャッシュレスで買い物が出来、自宅まで配送されるという世の中です。原点に戻った教育も必要なんではないかという気がします。高校生の時にしかできないことに正面から向き合い、勉強はもちろんですが、部活動や学校行事を通じて、「優しさ」「逞しさ」「チームワーク」「リーダーシップ」などを体験から学び「人間的資質」を備えた大人に育てることが大切なのではないかと思っています。現状は、様々な事情があるとは思いますが、アルバイトをしている生徒が多く、熱中して部活動に参加している生徒は少なくなっています。大きな課題ととらえています。
 私も着任して2年目を迎えました。本校の根本的な課題としては昨年度と同様に考えています。
 1つ目です。本校は、中学校時に不登校を経験したり、外国籍であったりとコミュニケーションが苦手な生徒、そして、学習習慣や生活習慣も未完成な生徒が多数います。まず、一定の人間関係を構築する力を付けさせ、人生の基礎基本を育てたいと考えます。また、先ほども申し上げましたが、卒業後すぐに就職して社会に出る生徒が半分以上います。この先仕事の様相や働き方が変わる中で、製造業・サービス業の多くはAIやロボットが担うようになるでしょう。本校の生徒たちの卒業後の働く場所はどのような場所なのか、心配しています。新しい職も生まれるでしょうが、そこに本校の生徒は就けるのか疑問符です。せめて資格取得などに積極的に取り組むことができるように、「粘り強く真面目に向き合う持久力」「適応するために学び続ける姿勢」を身に付けさせたいと思っています。
 2番目は、生徒募集です。一昨年度は、1回目の学力検査時には14名不足し欠員募集を実施しました。おかげさまで昨年度は、倍率は出ましたが1.02倍とぎりぎりのところでした。支援金など最近の情勢は公立高校には逆風が吹いています。埼玉県全体としても昨年は定員に500名満ちていないそうです。さらに、最近は、われわれのモチベーションを下げてしまうような施策も多くなっている気がします。しかし、力を合わせて、公立高校の意地とプライドを持って頑張っていきたいと先生方にもお願いしています。地元からの信頼獲得と連携が重要であり、公立高校の魅力の発信と面倒見の良さのアピールを続けたいと考えています。手厚いサポートと進路実績をあげて生徒が「進んで行きたい学校」に変えることが課題です。
 本日は、学校の授業をご覧いただきた。このあと、本年の教育活動についてご説明をさせていただきます。それぞれのお立場で大所高所からご指導をお願いいたします。