校長室日記

1学期終業式

少し蒸し暑さを感じる朝でしたが、久しぶりに全校生徒が体育館に集まり、1学期の終業式を行いました
まずは表彰です。陸上部の盛君がハンマー投げにおいて、学徒総合大会、国体予選でともに3位に入りました。よく頑張ったと思います。全校生徒からの拍手でお祝いしました。

終業式では、校長式辞のなかで1学期を振り返り、次のような話をしました。
1年生は、緊張しながらも高校生活が始まり、2年3年生はそれぞれ進級しましたが、その緊張感は維持できていたか?初心を忘れず、学習や部活動に取り組んでもらいたいと思います。
〇今年は10連休があり、改元ということで例年と少し異なったGWでした。元号「令和」には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という麗しき和、互敬の精神が込められているそうです。世界から高く評価される「よき国民性」を次の時代に伝えていくことは今をいきる私たちの使命ではないかと再確認しました。
〇2年生は、修学旅行もありあっという間の1学期だったと思います。今度は自分の進路に目を向けて取り組まなければいけない時期になりました。そして3年生は夏休みには就職活動で会社訪問や進学希望者も学校見学が開始されます。気を緩めず頑張ってもらいたいと思います。
〇成績について触れました。皆勤の生徒が200名。1/3以上の生徒が遅刻欠席をしないで登校しました。成績優良者191名。これも、1/3以上の生徒です。良く頑張りました。一方、欠点保有、つまり赤点を持っている生徒には、考え方を改め、授業の受け方から見直すように促しました。「あれをやっておけば良かった」ではなく「あれをやっておいて良かった」と思えるようにしてほしいと思います。
〇また、高村光太郎の「道程」という「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出來る・・・・」詩を切り口にして少し話をしました。
大人、仕事の世界では時間をかけたことが偉いのではなく、結果が重要になります。ただ、時間をかけたほうが良いものができるし、成功する人は、地道に時間をかけて準備をします。もちろん、一生懸命やっても成功しない人はいますし、才能があってもトップに立てない人もいます。しかし少なくとも誠実であればそこそこの結果は出せます。「道」は探すのではなく築くもの、いろいろ悩みはあるけど、「道」を築くために、大事なことは、「まずやってみる」ことだということです。そして、その「やっている」ことがその人の価値を創っている。


明日から長い夏休みを迎えます。部活動や補習もある生徒もいますが、比較的、自分で時間をつくることができる時期です。是非、本を読んだり、家の手伝いをしたり、地域のボランティアをしたりしてほしいと思います。また、3年生の中には、明後日の参議院選挙の投票権を持つ生徒は、是非、政治にも興味を持って、投票に出かけて欲しいものです。

近隣でも怖い事件が続いています。事故や事件に巻き込まれずに有意義な夏休みを過ごしてもらいたいと思います。