校長室日記

新しい時代に生徒たちに期待する

今の生徒たちが新しい時代を創造し生活をしていくことになります。世界のボーダーレス化が進み、私たちの生活も科学技術の発展に伴う急速な変化が予想されます。とりわけ、AIの発展が進み、2045年にはシンギュラリティ、AIが人間の能力を超えてしまうとも言われています。

これからの時代は、間違いなくAIに対抗するのではなく、AIに任すべきことは任せ、AIと人がいかに共存していくのか、その方法を模索することが大切なんだと思います。

私たちは今、とりわけ日本では
とても便利な社会に生きています。一方、皆が同じ方法で同じ方向を向いて、利便を追求し、自らの生活様式を作っているとは言い難いような気がします。便利な社会に生活している私たちは、もしかしたらかつてよりも、わがままになっているのかもしれません。私たちは、かつては、不便な中に工夫し、手間暇かけて味のある生活様式を作っていました。AIとの共存には、人が人として人のための温かい心を持って行動する部分、人間同士が助け合う部分が必要です。生徒たちには、人が人として人のためにどう行動すればいいのか、こんな時代だからこそ考えてもらいたいと思います。